『就活サイト問題にみるAIプロファイリング
データ取扱いの法的問題点とポイント』
~データビジネスと個人情報保護法~

 企業間競争が激しくなり、またデジタル・トランスフォーメーションが叫ばれる中、データ活用に活路を求める企業は増えています。それと比例するように個人情報の取り扱いや個人情報流出のリスクが増大しています。AIなど新しいテクノロジーの出現によって新領域への個人情報保護法の改正が追いついていない中、データビジネスの現場では現行法でカバーできていない部分を各社独自の判断で対応しているのが現状です。
 欧州では一般データ保護規則(GDPR)が制定され、日本においても2020年に個人情報保護法の改正が予定されています。しかしながら、ビジネスの現場では刻一刻と変化しており、先取りして対策を講じていく必要があります。
 そこで今回は、STORIA(ストーリア)法律事務所とコニカミノルタジャパン株式会社から専門家をお招きし、現行法の中でAIプロファイリングについて何が規制され、どこがグレーゾーンになっているのか、また個人情報保護法改正の動向も踏まえながら分かりやすく解説していただきます。産業界の皆さまが委縮せず冷静に対処し、進むべき一歩を踏み出すための一助として本公演を開催いたします。

※本講演会は当初予定タイトル「人事・採用データの利活用で考える個人情報保護法の法的活用ポイント」を変更したプログラムです。講演内容に変更はございません。

日時
2019年11月20日(水)15:00~17:00(受付14:30~)
会場
一般社団法人日本能率協会 105研修室
(東京都港区芝公園3-1-22)
参加対象
データを扱う部門、マーケティング部門、データサイエンティスト、人事、法務、経営層など
参加料
法人会員企業(無料)/会員外企業 有料(¥20,000/1名 税別)
(定員:25名 お早めにお申込みください!)
※会員外でお申込みの場合、開催日1週間前までにお振込み願います。

法人会員とは? 会員の特典
※会員口数(*)1口あたり1社2名様までご参加できます。
(*)小会規定により、単体会社・団体における日本国内の正規社員数で口数が決定します。
<ご参考> 1口(1~4,999名)/ 2口(5,000~9,999名未満)/ 3口(10,000名以上)

プログラム

※テーマ・プログラムの内容は都合により変更される場合がございますので、予めご承知おきください。

15:00~16:00
「AIプロファイリングの法的問題と個人情報保護法改正を見据えた設計運用指針」
STORIA法律事務所 
杉浦 健二 氏
第1 AIプロファイリングの法的問題
  1. プロファイリングとは
  2. プロファイリングの活用事例(人事、広告、金融)
  3. プロファイリングが抱える問題点(プライバシー侵害等)
  4. プロファイリングに対する法的規制(国内法規制とGDPR規制)
第2 アドテクノロジーの法的問題
第3 AIプロファイリングを適法に行うためにクリアすべき課題
  1. AIによるデータ利用の構造
  2. 個人情報保護法上の問題点
  3. 職業安定法上の問題点
第4 AIプロファイリングを実施する企業が今後求められる運用指針
16:00~16:30
「データサイエンスを推進する上での法令遵守のポイント
コニカミノルタジャパンのデータサイエンスの実際」

コニカミノルタジャパン 
矢部 章一 氏
16:30~17:00
質疑応答

講師紹介

杉浦 健二(すぎうら けんじ)氏

弁護士法人STORIA 弁護士

平成12年 関西大学社会学部・マスコミュニケーション学専攻卒業
平成12年 一般企業に就職 広告業務に携わる
平成19年 弁護士登録
平成27年 STORIA法律事務所設立
令和元年 カリフォルニア州立工科大学 外部講師
所属弁護士8名(9月現在)

ウェブサービス(SaaS)やAI/ITベンダを法務面からサポートしており、AIにまつわる法律問題、IT法務が専門。
AIプロファイリング問題に関して、日本経済新聞でのコメントやNHKにも出演。
2007年弁護士登録、STORIA法律事務所共同代表。
★NHKニュース9にも出演しました!

矢部 章一 氏

コニカミノルタジャパン株式会社

データサイエンス推進室  室長
2013年11月 コニカミノルタジャパン 入社。
現在は、独自のノウハウで人材育成と故障予測や売上予測、顧客判別などを構築し、部門設立1年以内で投資額を上回る大きなビジネス効果を生み出す。

※講師への質問やお聞きになりたいことがございましたら、お申し込みフォームの通信欄にご記入ください。
講演内容に反映させていただく場合がございます。