一隅会とは

一隅会は、1970年、日本能率協会 会長 森川覚三(当時)の発願により、財界人、学界人、宗門の方がたからの賛同を得て設立されました。以来、経営者・役員の方がたを主な参加対象として、「経営哲学」の確立および人間形成を目的として、開催しています。

一隅会を通じ、経営者にとって大切な「心」、その心の鍛錬の土台となる仏教や倫理、哲学、宗教、歴史、文化、思想、芸術、科学などの分野に関する知識と関心、理解を深めることをもって、日本のみならず世界にも通用し、かつ永続性のある経営観の滋養をめざしています。

経営者にもとめられる「こころの鍛錬」

「一隅会(経営哲学懇話会)」の設立趣意

「一隅を照らす、是則国宝なり」と伝教大師は教えられております。
わが国は、近代国家の道を歩み始めてより百余年、その間ひたすら欧米先進諸国に “追いつき、追い越す” べく努力を続けてまいりました。そして、今日では外国の識者から「21世紀は日本の世紀」とまで言われるようになりました。

しかし、その反面失ったものも大きいのではないでしょうか。

欧米の物質文明はキリストの精神にささえられておりますが、わが国の物質文明は、欲望の走狗となり、節度を失い自己の進むべき方向も見失い、人間を破滅に導きかねません。

一方、今日のわが国は、周知のように資源・エネルギー・環境・技術・防衛・貿易等の諸問題に関して、諸外国より「世界の中の日本」のあり方を問い返されております。

そこでわたくし達は「国際社会における日本のあり方」を念頭に置きつつ “日本の心” “東洋の精神” を探求し、人間形成のため、さらには経営哲学確立の一助となることを願って「一隅会」を設立いたしました。